特定技能所属機関即ち雇用者の皆様方は、「特定技能の外国人は転職できるのでそれがマイナス要因」と仰います。他方でこういう考え方はいかがでしょうか？ご案内の通り特定技能１号の外国人はマックス5年間（在留期限は1年、6ヵ月、4ヵ月ですから、これらを組み合わせてトータルで5年間ですが）しか日本に滞在できない仕組みになっておりますね。それでは例えば特定技能１号の外国人として来日して２年が経過した外国人がいるとしましょう。雇用者として残り３年しか日本に滞在できない人間を多額の賃金（来日２年が経過しているので当然昇給していることでしょう。であれば経験３年目の労働者としての賃金を支払うこととなる）を支払ってまで採用なさりたいですか？それよりも、申請手続きなどを含めて約３カ月まてば５年間勤務でき、賃金も１年目のそれを支払うだけで済むという「まっさらな」特定技能１号外国人を雇ったほうが合理的だとは思われませんか？
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